しばらくお休みいたします
天然記念物の「将軍杉」(新潟県東蒲原郡阿賀町岩谷) いつも当ブログをお読みくださいまして ありがとうございます! しばらくブログをお休みし、冬ごもりに入ります・・・。 またいつか、元気でお会いいたしましょう!
View Article令和5年の初釜・・・(1)
寒中お見舞い申し上げます 昨年12月に身内に急な不幸がありまして 新年のご挨拶は失礼させて頂きました 大寒波が襲来の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます 令和5年の初釜のことを書きたくなり、ブログを再開しました ボツボツになりますが、お付き合いくださると嬉しいです (初釜の初座)...
View Article令和5年の初釜・・・(2)
つづき) 床の御軸は「點笑」、東大寺・清水公照師の御筆です。 「笑いを絶やさないこと」・・・という意味だそうです。 今年1年を笑顔で楽しく生きていけたら、なんと!素晴らしいことだろう・・・という願いをこめて掛けました。 亭主M氏が香盆をIさんの前に運び出し、「どうぞお香をお願いいたします」 香は、6世紀に仏教の伝来と共に日本に伝えられました。...
View Article令和5年の初釜・・・(3)
(メジロやヒヨドリがやって来て、蜜柑を食べていきます) (後座の点前座) つづき) 銅鑼が5つ打たれ、後座の席入りです。 濃茶席が2席あり、1席目の客4名が席入りしました。 縁高が運ばれ、花びら餅(石井菓子舗製)を賞味して頂きました。 KTさんの濃茶点前が始まりました。 茶入、茶杓の清めに続いて、茶筅通し、茶碗が清められ、茶入から濃茶が掬い出されました。...
View Article令和5年の初釜・・・(4)終章
(厳冬の富士・・・孤高にして秀麗な!その姿 右側は大山です) つづき) 濃茶同様に薄茶席も2席です。煙草盆と干菓子が運ばれ、台子の薄茶点前が始まりました。 1席目の点前はY氏です。 台子の稽古は他に習練する科目が多いためなかなか出来ず、いつも12月になってあわててお稽古するのですが、皆さま、自主稽古をされて初釜に臨んでくださるようで、とても嬉しいです。...
View Article令和5年 節分の茶事へ招かれて
(節分近く・・・ウグイスならぬメジロが来てくれました) 1月半ばに茶友Yさまからお手紙をいただきました。 さて、来たる2月3日 夕去り風?!の茶事をさせて頂こうかと考えております 厳寒の頃ではございますが 御茶一服差し上げたく ご来駕の程お待ち申し上げております・・・ 正客の指名を頂き、連客のOさまとRさまはS先生の東京教室で仲良く切磋琢磨している茶友です。...
View Article駒場・和楽庵の「如月の茶事」に招かれて
令和5年2月12日(日)に前田宗令さまの駒場・和楽庵の「如月の茶事」にお招きいただきました。前田さまは小堀遠州流、東京駒場の「和楽庵」の庵主として、内外の方のおもてなしをされ、茶道教室を主宰されています。 昨年1月に「初春の茶事」にお招き頂きましたが、今年は「如月の茶事」へお招き頂き、社中の皆さまと一緒にいそいそと出かけました。小堀遠州流Yさまがオブザーバーとして同行してくださいました。...
View Article静岡の旅・・・(1)「ふじのさと茶の都ミュージアム」
(「ふじのさと茶の都ミュージアム」からの遠望・・・手前が大井川です) 時々、旅へ出たくなります。 ・・・でも、膝と腰痛のせいで電車や路線バスを乗り継いでの旅は今一つ自信がありません。 それで、ツレ運転の愛車の旅が専らの私の希望です。運転者付の旅行は本当に贅沢なことですが、茶友Yさんに「今のうちに二人の旅を楽しんでね!」とエー ルをもらっています。...
View Article静岡の旅・・・(2)諏訪原城跡
(諏訪原城跡の「二の曲輪北馬出」から望む島田市街) (荒々しくも魅力的な三日月堀と丸馬出の遺構) つづき) 今回の旅で一番印象に残ったのが諏訪原城跡(島田市金谷)でした。...
View Article伊藤宗観先生を偲んで
(静岡の旅で出合った椿(名前が?)・・・吉田町能満寺にて) 弥生3月になって茶室の設えを春らしいものに変えたいと苦心しています。 たくさん御軸や茶道具があれば良いのでしょうが、無ければ無いで良しとし、あるもので頭をひねっています。頭をひねるのが結構楽しいです。 御軸や茶道具を吟味していると、1本の御軸が目に留まりました。 「去々来々来々去々」(足立泰道師の御筆)です。...
View Article「惜春のコラボ茶会」の準備中です
(朴の花が咲いていました・・・散歩道の公園にて撮影) 長らくブログをお休みしていましたが、いかがお過ごしでしょうか? お休みしていた内にソメイヨシノや八重桜が散り急ぎ、早や藤の花や牡丹が満開です。今年の春はなんて!速足で去っていくのでしょうか・・・。 4月23日(日)に「惜春のコラボ茶会」を開催するので、暁庵はただ今忙しく過ごしています。...
View Article「惜春のコラボ茶会」・・・暁庵の第1席
4月23日(日)、小堀遠州流の橘楽庵と裏千家流の暁庵にて「惜春のコラボ茶会」が開催されました。 その日は曇りのち晴れ、朝はヒンヤリして寒いくらいでしたが、昼間の最高温度は20℃、暑くも寒くも風もなく、絶好の茶会日和でした。ベランダ席を有効に使いたかったので先ずは一安心です。...
View Article「惜春のコラボ茶会」・・・暁庵の第2席と第3席
(鉄線と、小葉のズイナまたはリョウブ?だと思う。志戸呂焼ちまき) つづき) 暁庵・第2席のお客さまは7名様、正客YKさま、次客から五客までは小堀遠州流のお客様(橘楽庵のYさまも)、六客宗加さま、詰M氏、11時15分~12時15分の予定です。 第2席では炭手前がないので、花所望と薄茶にしました。 今年は花の咲く時期が超早く、予定していた花がなくって本当に困りました。...
View Article「惜春のコラボ茶会」・・・暁庵の第4席(香と薄茶)
(薄茶の点前座の様子です) つづき) 暁庵の第4席(最終席)は香と薄茶にしました。 第4席のお客さまは6名様、正客Iさま、次客から四客までは小堀遠州流のお客様、五客HYさま、詰Y氏、14時45分~15時45分の予定です。...
View Article「惜春のコラボ茶会」・・・橘楽庵の第4席へ
橘楽庵の第4席(最終席)へ入らせて頂きました。 既に皆様が待合に集まっていたので、ご挨拶し、慌てて掛物を拝見しました。 「和敬静寂」(小堀遠州流・宗圓家元筆)の短冊が掛けられています。 「本当! みんなで相和して浮世の憂さを忘れて、誠心誠意感謝しながら、清らかな心持で茶席へ入り、一服頂きたい・・・」と思いました。...
View Article令和5年5月・・・風炉の灰形と炉の湿し灰
床の御軸は「杜若」(栖鳳図) 5月2日と3日に炉を塞ぎ、風炉の準備をしました。 この日を選んだのは風が比較的少なかったからですが、それでも風が凪ぐ夕方16時~18時、午前8時~10時頃までを選び、灰を篩いました。 風炉は3つ、眉風炉、唐銅道安風炉、切掛け風炉です。腰と相談しながら2日掛けて眉風炉と道安風炉の灰を篩い、釜据えと灰入れが終わりましたが、切掛け風炉は先になりそう・・・。...
View Article風炉の稽古が始まりました・・・カキツバタづくし
(「杜若」の御軸と花は「一尺アヤメ」です) 窓を開けると、爽やかな(ここのところひんやりした・・・)風がジャスミンの花の香りを運んできました。今年のジャスミンは花付きが悪いのがちょっと心配・・・。 さぁ~!5月5日から風炉の稽古が始まります。それに見学者がいらっしゃいますので、ちょっとお支度も風炉らしく頑張らねば・・・。 初風炉にふさわしい待合や床の掛物を何にしようかしら?...
View Article許状式に励まされて・・・
5月14日(日)に許状式をしました。 Iさん、SYさん、Aさんが真之行台子の許状を、Y氏が四ヶ伝の許状を拝受しました。 誠におめでとうございます! 立会人としてKTさんとT氏に参加して頂きました。 裏千家流ではこれから習う科目の許状を予め頂いてから修練することになっています。 許状式で暁庵は坐忘斎お家元の代理として許状を差し上げるので、いつも緊張感を持って臨みます。...
View Article初風炉の茶事(立礼)・・(1)
5月27日(土)に初風炉の茶事(立礼)をしました。 昨年4月にブログ400万頁記念「さくらの茶事」をして以来、なかなか自分の茶事ができずにいましたが、やっとやっと出来ました。 もちろん昔のように一人亭主なんて無理ですし、腰と膝の調子も相変わらずなので、それならいっそ立礼で自分の茶事を心がけて新たな一歩を踏み出したい・・・と思ったのです。...
View Article初風炉の茶事(立礼)・・(2)
(「遠山無限碧層々」・・・58番札所・仙遊寺にて、2022年6月撮影) つづき) 初炭になり、炭斗は立礼の茶事の初回を記念して玄々斎好み松唐草炭斗にしました。 唐銅道安風炉に糸目桐文車軸釜(伊予芦屋の写しで、長野新造)を掛けました。 この風炉だと火床を広く取れるので、火相が心配な風炉の茶事によく使います。 切掛風炉ではないので灰器を使い、月形を切りました。...
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