(展示中の「猫」の絵です・・・4月18日撮影)
(「木蓮」(鏑木清方画)・・・3月29日の雪の日に撮影)
直島(香川県香川町)を訪れた時のことです。
家々の窓辺や玄関や家壁に飾られている絵や花や創作アートに出会いました。直島に散りばめられた芸術作品の一つとして、住む方のそれぞれの感性で楽しんでいる町角アートが心に残りました。
・・・そんなことを思いだしながら、30数年を経た我が家の門扉に絵を飾って門扉アートを楽しんでいます。
絵の入っている額縁は、金具が付いた古箪笥をリメイクした壁掛けです。もう7年ほど前になりますか、京都・知恩寺の手づくり市で購入したもので、金具がすっかり錆びていい感じになっています。
最初は「在釜(ざいふ)」をお知らせするためでした。
「在釜」とは、「今、釜をかけています」という意味です。茶会や月釜の入口に紙が貼られたり、木札が掛けられているのを見かけた方もいらっしゃることでしょう。
我が家の「在釜」は、お稽古やお茶事にいらっしゃる方に「今、釜がかかっていますので、どうぞお入りください」という意味で掛けています。
もちろん、「茶会をしているのでしょうか?」「お稽古を見学してもよろしいですか?」とノックがあれば、喜んで薄茶一服を差し上げる心づもりでいます。残念ながらそのようなお茶好きの勇者は未だ現れませんが・・・。
(先週まではこちら・・・「朧月夜と瀧櫻」(千住博画))
絵葉書サイズがピッタリなので、頂戴した絵葉書、美術館で買い求めた絵葉書、他にも本や雑誌の切り抜きなど、展示できそうなものをいろいろ集めています。
町角アートのように、社中の方や通りがかりの人がちらっと見て楽しんでくれると嬉しいです・・・。
(久しぶりの「在釜」・・・下の植物は大好きな「雪の下」)
このような折ですが、昨日、お茶関係のお客さまが来られ、久しぶりに「在釜」が掛けられました。詳しくは次回に続きます。