3月30日(火)はS先生の東京教室のお稽古でした。
21日に緊急事態宣言が解除され、約3ヶ月ぶりにS先生の東京教室のお稽古へ出かけました。
今年の桜はとても早く、車窓から眺める桜は、満開の桜、散り始めている桜、早や葉が出ている桜たちがそれぞれの春を謳歌しています。
「今年も綺麗に咲いてくれてありがとう・・・」と心の中でささやいていました。
この日の稽古科目は、大圓草から始まり、後炭、向切逆勝手・内流し、入子点、休憩(昼食)をはさんで、茶通箱、逆勝手且座、貴人清次花月と続きました。
後炭や向切逆勝手・内流しのお点前も興味も奥も深かったのですが、なにしろ、逆勝手且座之式は初めてでした。
「えっ!!且座を逆勝手でするの?」とは、連絡を受けた時の私の反響です。
3日前から2回、逆勝手の初炭(釣釜)、濃茶、薄茶のお稽古をしました。私の所属する2班の方々は逆勝手が好き(?)らしく、逆勝手の四畳半花月をその前にもお習いしています。
さて当日、水屋で札を引くと、私は二(花)でした。
木五倍子(キブシ)、あけび、射干(シャガ)、クリスマスローズ、椿などを持参し、花積もりもしたので、二の札が当たったのかもしれません。
花(東)はOさん、月(半東)はI氏、一(香)はIさん、二(花)は暁庵、三(炭、釣釜)はLさんでした。
「どうぞお花を」とOさん。
竹の花入に黄色い花房を3つ垂らした木五倍子と白いクリスマスローズを生けました。
みなさま、最初こそ足の乱れが多少あったものの、逆勝手と思えないほどスムースなお点前でございました。私も家で稽古して臨んだけれど、きっと皆さまもそれぞれ努力されたのでは・・・と思います。そんなお仲間が誇らしく大好きです。
ただ、床の間の位置関係が我が家と違うなど、最後の最後まで自分の頭の中の地図(?配置図)と違和感があって、私ひとり迷子になっていたような・・・二の花でヨカッタ! (ホッ・・)
7科目の充実したお稽古が終わり、花吹雪の中、皆で歓声をあげながら帰途につきました。
S先生のお稽古はもちろんのこと、稽古後の喫茶タイムもとても貴重な時間です。
その日は7人で30分ほど寄り道し、いろいろな情報交換をしながら「林檎ジュース」とケーキ「ミゼラブル」をいただき、こちらも大満足でした。