10月30日(土)に社中の方が「教授拝受のお祝いの会」をしてくださいました。
ちょっぴり気恥ずかしいのですが、忘れないようにこちらに書いておきます・・・。
「コロナウイルスがなかなか治まらず気になっていたのですが、やっとお祝いの会をすることが出来ました・・・先生、誠におめでとうございます」と幹事さん。
思いがけないことで、もう恐縮するやら・・・皆さまのお気持ちに感激するやら・・・(汗汗)。
席は横浜駅近くのホテル キャメロットジャパンです。
前日まで洋装のつもりで、上着に合わせて白いスラックスを購入して楽しみにしていました。
ところが、明日は「お祝いの会」という明け方に夢を見ました。亡き母が夢に出てきたのです。
母のことを忘れていることが多くなったけれど、お茶を学ぶのをいつも応援してくれました。
・・・これはきっと「明日は着物にしなさい・・・あの着物を着てね!」と言っているような気がしました。その着物は薄紫色の緞子の留袖で、鶴の刺繍があり、西川(日本舞踊の流派)の紋が入っています。西川流の師範を頂いた時に作った着物かもしれませんが、詳しくはわかりません・・・。
起きるとすぐにその着物を出して美容院へ電話し、セットと着付けをお願いしました。
社中の皆さまのお気持ちに応えるためにもそうしたかったのです。
お昼の会食に合わせてN氏が迎えに来てくださって12時頃にホテルへ到着、まもなく皆さまが集合してお祝いの会が始まりました。
幹事のN氏から代表してお祝いのお言葉やいろいろなお品を頂戴し、Kさんからローズピンクの薔薇の花束を手渡されます。
「ありがとうございます! (もう大感激・・・)」
(お祝いのカード付きの特製デザート・・・アリガトウ!)
私から御礼のご挨拶と社中の皆様へ次のようなお話をしました。
「本日はこのような素晴らしいお祝いの席を設けて頂きまして、ありがとうございます! 晴れがましいお席は照れくさいのですが、皆さまのお気持ちが有難くとても嬉しく思っています。
4月23日に今日庵で教授を拝受した時、坐忘斎お家元から味わい深いお言葉をたくさん頂きました。
中でも「教授になったからと言って何か特別なものが備わったわけではなく、教授という厳しい修行が新たに始まったのです」「教授」という名前の持つ真の価値が自分に備わったかどうかは難しく、自分では到底わかりません。けれども、もしかしたら弟子たちが教えてくれるかもしれません・・・」というお言葉が今でも心に残っています。
ですが、「教授」を目指すということが茶の道の良き道しるべになって、私を導いてくれた気もしています。
皆さまも各人のお茶の目標(道しるべ)をつくって、それを目指しながら茶の道を楽しみながら歩んでくださるよう願っています・・・」
最後に、社中の皆さまの近々の目標や遠くの目指したいことをお話しいただいたのも好い思い出です。私にできることがあれば、喜んでお手伝いしたい・・・と思いました。
今までご縁があったたくさんの先生や先輩の方々が私をお導きくださったように・・・。
錦秋や 照れつつ嬉し 祝賀会 暁庵