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Channel: 暁庵の茶事クロスロード
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2月の花塾・・・春を生ける

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今日(2月25日)は久しぶりの花塾でした(前回)

11月に体験見学、12月から正式加入して12月24日・クリスマスイブにお正月の花、でも1月28日はS先生の東京教室の初点茶会でお休み、やっと今日が2回目の花塾でとても楽しみでした。

・・・ところが、駐車場を出たあたりで腰に激痛が走り・・・。あわてて対症療法の鎮痛剤を飲んで様子をみていると、痛みが治まってきたのでそろそろと教室へ向かいました(ヤレヤレ、昨日から爆弾を抱えているみたい・・)。

今日は「スクリーン」(壁装の意味?)という生け方だそうで、事前に持ってくる花器などをラインでお知らせくださるそうですが、世の中に遅れている暁庵はラインを使っておりません・・・

先生が花材を抱えていらっしゃいました。

すぐに花を受け取って机に広げると、ピンク、黄色、黄緑、白の淡い色彩の春の花がいっぱいです。

白版を使って講義が始まり、フラワーアレンジ(アートフラワー)のルーツや分類(例えば、フランス式、イギリス式、ヨーロピアン式など)のお話をしてくださいました。

きっと先輩方は何度も聞いているのでしょうが、私には初めて伺う話ばかりです。

次に先生はお一人に(まだお名前が・・・)「今日の花の名前をわかるだけ白版に書いてください」と言いました。

私もノートに書き始めました。全部で10種だそうですが、6つくらいしかわかりません・・・。

桃(枝)、菜の花、チューリップ(ピンク)、カーネーション(黄色)、スカビオサ(松虫草)、ストック(黄色)、レースフラワー(白)、ソリダコ、アイビー、レモンリーフの10種。

「スクリーン」という生け方について基本の考えや生け方を教えていただきましたが、あとはそれぞれが考えて生けてみてください。そして先輩方には「今日から生ける前にデザイン画を描いてみてください」・・・と。

「さぁ~どう生けたらよいのかしら?」と思っていたら、先生は初心者の暁庵の隣に座って、「スクリーン」の基本に沿いながら、先ず枝物を左右の端近くに柱のように、それに添うようにストック(黄色)と菜の花(黄色)を、レモンリーフで花器をぐるっと見えないように(但し、動きをいれること)・・・などご指導いただき、最初の桃の枝を生けてみせてくれました。

言われたように花を生けていくと、真ん中が空いて、ここに今日のメインの花であるチューリップとスカビオサ(松虫草)を生けるのですが、高さがわからず先生にお尋ねします。

すると、私が思っていたよりもずっと低く花を生けるようにご指導があり、ソリダコやアイビーで低い空間、カーネーションで中間の空間を埋めるように、そして驚いたのは白いレースフラワーを前に持ってきて、レース超しに花が見えるように・・・と。

レースフラワーをどう使うのかしら?・・・と思っていましたが、レースの名前の如く素敵な使い方がとても斬新です。

生徒4人の作品を横一列に並べると、「あっ!」と声が出るほど別の空間が現われ、華やかさに息をのみました。「スクリーン」(壁装)という名前がなるほど・・・と頷けます。

 

ヨーロッパの教会の結婚式で「スクリーン」のフラワーアレンジが20くらい並ぶそうです。想像するだけで花に囲まれた夢のようなウェディングロードにうっとり・・・(ここだけの話ですが、白いドレスを着て歩いてみたいですね

弥生3月の花塾が楽しみです。

 


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