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Channel: 暁庵の茶事クロスロード
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秋待つ撫子の茶事−2

銅鑼を5つ打って後座の席入をお知らせしました。 後座は花所望から始まりました。 茶事の前日、花屋さん(花長フローリスト)へ寄ると珍しくお休みでした。 お盆で忙しかったのだからお休みはもっともですが、 「河原撫子」を当てにしていたので・・・ガックリ。 でもまだ余裕があり、我が家の木槿を使おう・・・と。                                毎朝、咲いている庭の木槿が・・・...

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秋待つ撫子の茶事−3

                茶籠一式を拝見に出したところです 御茶一服差し上げたく・・・茶事のクライマックスの濃茶、 亭主は美味しい濃茶を点てるべく、精神を集中させます。 何とも言えぬ緊張感を感じ、または緊張感をより高めながら、 帛紗を捌きをします・・濃茶で一番好きな時間であり、清めの所作です。 一瞬、時が留まるような感覚を覚えたり、 時に「南無大師遍照金剛」と心中で唱えながら、四方捌きをし...

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京都市美術館 バルテュス展へ

               「地中海の猫」  制作 バルテュス 暑さも多少おさまり、ぶらりぃ、岡崎公園内の京都市美術館へ。 お目当ては第6回日本南画院選抜秋季展、主人(Iさん)のお付き合いです。 Iさんは退職してすぐに京都へ来たので、 「今までの趣味の他に、京都で新しいことに挑戦して欲しい・・・」 と思っていましたら、すぐに南画(水墨画)を習い始めました。...

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茶事 「Spiral in Summer」−1

                (満開の木槿  季節の花300) 葉月も終わる31日にYさまの正午の茶事へ招かれました。 相客のKさまやSさまから伺っていた通り、 ご亭主のほんわかとした雰囲気に心温まる、素敵なお茶事だったのですが、 なにか、新鮮な衝撃(サプライズ?)が残り、今なお心を騒がしています・・・。 いったい、何故なのでしょう? もう一度、心を真っ新にして思い出してみました。...

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茶事 「Spiral in Summer」 ー2

             凌霄花 (のうぜんかずら)  金戒光明寺にて                            (つづき) ご亭主Yさまの茶室はマンションの一室です。 どんな設えや工夫がされているか、お伺いするのが楽しみでした。 玄関脇の小部屋が待合、そこから中廊下を通り、襖を開け茶室へ。 六畳和室を四畳半に改造し、壁床、網代天井、炉も切ってあるとか。...

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灑雪庵 名残りの茶会のご案内・・・菓子茶事にて

               (大覚寺大沢の池にて  2014年9月7日)     やんごとなき身にはあらねど            大沢の池に映せし 芋名月            昨日は中秋の名月、今日は重陽の節句・・・ 秋たけなわの候となりましたが、みなさま、如何お過ごしでしょうか? いつも「暁庵の茶事クロスロード」をご愛読くださり、 ありがとうございます!...

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石峰寺と伊藤若冲

       われもまた落葉のうえに寝ころびて             羅漢の群に入りぬべきかな    吉井 勇 9月6日、TYさんに誘われて、石峰寺(せきほうじ)を訪ねました。 石峰寺は、江戸時代中期の画家・伊藤若冲(1716−1800)が晩年草庵を むすんだ寺で、裏山に下絵を描いたという五百羅漢と若冲の墓があります。 禅境を好んだという若冲は、寛政12年9月10日に85歳の生涯を閉じました。...

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灑雪庵 名残りの茶会のご案内・・・菓子茶事にて−2

               満開のオミナエシ  石峰寺にて (ご案内−1) 数あるブログの中から「暁庵の茶事クロスロード」をご愛読くださり、 ありがとうございます!  2、3年の予定・・・と主人を言いくるめて(?)来ました京都暮しも、 あとわずかとなりました。   ・・・お招きをためらうような古家でございますが 縁あって3年ほど庵を掬ぶことになりました拙宅・灑雪庵にて...

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長月の自主稽古  大円之草の不思議 

              花についてきたカマキリ 毎夜、コオロギの演奏を聴きながら、いつのまにか眠りについています。       あと幾夜 土間のコオロギ友として           灑雪庵に夢むすぶかな         長月の自主稽古(風炉)をだいぶ前の9月5日にしました。 Sさんの真之炭手前から始まり、Yさんの真之行、私は大円之草でした。 その頃の京都は天候不順、...

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「萩の月」の茶事−1

            満開の萩  萩の霊場・迎称寺にて (9月17日撮影) 9月15日に「萩の月」の茶事をしました。 茶事の名前(テーマ?)を考えるのは楽しいことですが、 なかなか決まらない時、すぐに頭に浮かぶ時などいろいろです。 「萩の月」は、S先生のお稽古で薄茶を頂いた茶碗がきっかけでした。 虫明焼の茶碗で、土色の胴に鉄絵で「萩と月」が描かれ、...

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「萩の月」の茶事−2

                  萩の霊場・迎称寺にて (つづき) 9月に入り、懐石は夏の日向飯からいつもの四つ椀へ戻り、 秋の食材の新米、しめじ、松茸を使いました。   懐石献立    向付(冷)  鯛とホタテのカルパッチョ          (カラーピーマン、レッドオニオン、かいわれ添え)    つぼつぼ   紅白なます      飯      新米 近江産コシヒカリ     汁...

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「萩の月」の茶事−3

銅鑼を5つ打って、後座の席入りです。 花と割れ壷にたっぷり露を打って、お迎えしました。 名水点ではないのですが、木地釣瓶の水指です。 水は近くの松井酒造・鴨川蔵の井戸水をわけていただいています。 茶入から緑の抹茶を廻しだし、湯を汲み入れ、練り始めました。 濃茶のお好みをお尋ねすると 「少し濃いめが好きです」とお客さま。 追杓を加減して少し濃いめに練り上げました。...

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大文字山ハイキングへ飛び出す

               大文字火床からの大パノラマ 9月半ばを過ぎて、雨も落ち着き、秋晴れの日が続きました。 気持のよい風が吹くと、家から飛び出したくなります。 9月某日、大文字山(465m)へ登りました。 途中のスーパーでおにぎりやおかずを買って、気楽に出かけます。                                  銀閣寺近くの哲学の道...

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神の月の茶事-1

              吉田山(神楽岡)にある吉田神社 早や神無月(10月)も9日を過ぎ、昨日は十五夜、皆既月食、寒露でした。 10月4日(土)に「神の月」の茶事をしました。 お客さまはS先生のご指導の元、ともに稽古に励んでいる4人の方々です。 開催予定が一度流れて、この度お招きできてホッとしています。 次の歌を添えて、御茶一服のご案内を差し上げました。    神無月 時雨もいまだ降らなくに...

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神の月の茶事ー2

(つづき) 懐石献立は萩の月の茶事とほぼ同じなのですが、 栗とキノコ類(松茸、なめこ)が実りの秋の懐石を彩ってくれました。 最初は一文字、二椀目は栗ご飯を飯器でお出ししました。 さらに「もう一度飯器をお出ししますが、どちらにしましょうか?」 すると一斉に「栗ごはんでお願いします!」 超嬉しいリクエストです。 懐石、初炭と進み、主菓子を縁高でお出しし、中立をお願いしました。...

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野の里の名残りの茶事-1

Sさまの名残りの茶事へ招かれました。 9月に入って届いた巻紙のご案内に西行法師の和歌が添えられていて、 Sさまの住む野の里へお伺いするのが楽しみでした。      秋の夜に聲も惜しまず鳴く虫を          露まどろまず聞きあかすかな   西行 10月8日、京都駅から西へ向かい、窓側の席へ座りました。 神戸を過ぎると海が見えはじめ、淡路島や明石海峡大橋を眺めながら...

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野の里の名残りの茶事-2

懐石はご亭主の手づくりです。 向付はたっぷりの胡麻豆腐(山葵)、家庭茶事のお仲間の話題に上る一品です。 プリプリとした粘り、滑らかな口当り、風味豊かな胡麻豆腐は絶品で、 作り方を教えて頂きたい・・と思いました。 煮物碗は蓮餅、椎茸、海老、三つ葉だった・・と、これも参考にしたいです。 Yさまと会話を楽しみながらゆっくり供される懐石を美味しく頂きました。...

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野の里の名残りの茶事-3

(つづき) 後座は花所望からはじまりました。 名残りの花を花台に溢れんばかり用意してくださいました。 私は吾亦紅、秋海棠、白杜鵑を手付き籠に生け、 Yさまはヤブミョウガの実と白秋明菊を揖保川焼の花入へ。 いよいよ濃茶です。 古備前の水指の前に荘られている濃茶器が気になっていました。 笹蔓緞子の仕覆が脱がされると、藤村庸軒好の凡鳥棗が現われました。「凄い!」...

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御室八十八カ所巡り

   時々、大学時代の友人K氏と京都近郊のハイキングへ出かけます。 9月の貴船神社~鞍馬寺に続いて、10月15日に「御室八十八カ所」巡りへ K氏夫妻と4人で繰り出しました。 台風18号と19号のため2度中止になり、3度目でやっと快晴に恵まれました。 その日のスケジュールはK氏とまり子夫人にすべてお任せして・・・。 「御室八十八カ所」は御室(おむろ)仁和寺の裏山にあります。...

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平安神宮献茶式-2014へ

10月19日(日)、孝明天皇御鎮座記念祭・平安神宮献茶式へ参席しました。 四流派宗家の輪番で、今年は裏千家坐忘斎・千宗室家元のご奉仕です。 献茶式は昨年7月の祇園祭・八坂神社以来です。 9時に着くように家をでました。 着物は紫の無地紋付、帯は白地に草花が手書きされた塩瀬です。 ゆっくり歩いて15分、お家元のお点前をじっくり拝見したいので、 献茶式の1時間前に着くようにしています。...

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