京都・聖護院の節分
(今日は節分だけけれど・・・写真は2014年2月4日、古い写真ですみません)
今日2月2日は節分、1年間の積もり積もった厄を払い、立春に向け心を清めます。
京都の茶友Sさまのたよりでは、「今年の吉田神社の節分祭は、夜店なし、追儺式なし、火炉祭なし、、、のなしなしづくし。
かろうじて大元宮へはお参りにいけるものの、厄塚タッチはなし、だそうです」とありました。
(京都・吉田神社の火炉祭・・・火と水のせめぎあいが凄く!熱い!)
見た目には寂しい節分祭になりそうですが、余分なものがそぎ落とされて、神様も清々しくお思いになって、お詣りするとご利益が授かるかも・・・です。
(京都・須賀神社の懸想文売り)
(懸想文・・・押し入れにしまい、茶道具が増えますように・・と)
コロナ禍の自粛生活に入り、3週間が過ぎた頃、ふと、
このまま世の中から忘れ去られていくのではないか、何もしないでこのまま籠っていてよいのか、何かしなくてはならないことがあるのではないか・・・
などと、考えなくっていいことを考え始めると、さすが何か気分転換をしなくては・・・と思います。
う~ん・・・だけど、どうしたらよいかしら?
寝付かれぬまま書斎の棚を見渡して、1冊の本を抜き出しました。
枡野俊明著「怒らない禅の作法」(河出書房新社)です。
その中で、怒らない「生活」という章に目が止まり、その項目をみただけでも、自粛生活に役立ちそうで読み始めました。
〇 早起きする
(7時に目覚ましをかけるようにしました・・・)
〇 朝、テレビをつけない
(これはテレビ番人のツレに読ませたい項目です)
〇 一日のスケジュールを決める
〇 掃除をする
〇 本当に必要なものだけを買う
(あわててネットやヤフオクの買い物をとり止めました)
〇 身だしなみをととのえる
(急に身だしなみが気になり、ちょっぴりお洒落をしてアクセサリーなどをつけてみました・・・)
〇 お茶を味わって飲む
〇 風の心地よさを感じる
〇 「一日一止」を心がける
(中国の言葉で、「一日に一度立ち止まれば、正しい生き方ができる」という意味だそうで、奥が深い言葉です。今が一日ではなく、一生の中の一止と思いたい・・・)
〇 心を込めて、料理をする
(この本を読んだ日は、いつもより材料を吟味し、時間をかけて料理しました・・・)
〇 人の長所を見つける
〇 何かひとつ、やめてみる
〇 ひとつのことをやり終えてから、次に移る
〇 「忙しい」「疲れた」と言わない
(今は思う存分、このセリフを言ってみたい・・・とぞ思ふ)
〇 靴をそろえる
(靴をそろえると心が清々しくなり、玄関廻りもきれいになり、きっと風水にも良いと思ふ)
〇 月を見上げる
(昨夜、黒雲の中に見え隠れする月にみとれました。たった数分でした・・・ )
〇 手をあわせて、感謝
(毎朝、仏壇に手を合わせ感謝するのを忘れないようにしよう・・・)
詳しく書けませんが、本「怒らない禅の作法」はけっこう役に立ちました。
ちょっと心がけただけで、気分が清々しく落ち着き、晴れやかになりました。心がけていくうちに、しっかり身に付くようになるそうです。
「とりあえず楽しみながらやってみます・・・」とやりだしたら、
「やるのなら真剣に、されど楽しく・・・」に変わり、やりがいを感じています。