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Channel: 暁庵の茶事クロスロード
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焦る、気がせく、もがく・・・2021年節分

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  京都・聖護院の節分

(今日は節分だけけれど・・・写真は2014年2月4日、古い写真ですみません

 

今日2月2日は節分、1年間の積もり積もった厄を払い、立春に向け心を清めます。

京都の茶友Sさまのたよりでは、「今年の吉田神社の節分祭は、夜店なし、追儺式なし、火炉祭なし、、、のなしなしづくし。
かろうじて大元宮へはお参りにいけるものの、厄塚タッチはなし、だそうです」とありました。

(京都・吉田神社の火炉祭・・・火と水のせめぎあいが凄く!熱い!)

 

見た目には寂しい節分祭になりそうですが、余分なものがそぎ落とされて、神様も清々しくお思いになって、お詣りするとご利益が授かるかも・・・です。

(京都・須賀神社の懸想文売り)

(懸想文・・・押し入れにしまい、茶道具が増えますように・・と)

 

コロナ禍の自粛生活に入り、3週間が過ぎた頃、ふと、

このまま世の中から忘れ去られていくのではないか、何もしないでこのまま籠っていてよいのか、何かしなくてはならないことがあるのではないか・・・

などと、考えなくっていいことを考え始めると、さすが何か気分転換をしなくては・・・と思います。

う~ん・・・だけど、どうしたらよいかしら?

寝付かれぬまま書斎の棚を見渡して、1冊の本を抜き出しました。

枡野俊明著「怒らない禅の作法」(河出書房新社)です。

その中で、怒らない「生活」という章に目が止まり、その項目をみただけでも、自粛生活に役立ちそうで読み始めました。

 〇 早起きする

  (7時に目覚ましをかけるようにしました・・・)

 〇 朝、テレビをつけない

  (これはテレビ番人のツレに読ませたい項目です)

 〇 一日のスケジュールを決める

 〇 掃除をする 

 〇 本当に必要なものだけを買う

  (あわててネットやヤフオクの買い物をとり止めました)

 〇 身だしなみをととのえる

  (急に身だしなみが気になり、ちょっぴりお洒落をしてアクセサリーなどをつけてみました・・・)

 〇 お茶を味わって飲む

 〇 風の心地よさを感じる

 〇 「一日一止」を心がける

  (中国の言葉で、「一日に一度立ち止まれば、正しい生き方ができる」という意味だそうで、奥が深い言葉です。今が一日ではなく、一生の中の一止と思いたい・・・)

 〇 心を込めて、料理をする

  (この本を読んだ日は、いつもより材料を吟味し、時間をかけて料理しました・・・)

 〇 人の長所を見つける

 〇 何かひとつ、やめてみる

 〇 ひとつのことをやり終えてから、次に移る

 〇 「忙しい」「疲れた」と言わない

  (今は思う存分、このセリフを言ってみたい・・・とぞ思ふ)

 〇 靴をそろえる 

  (靴をそろえると心が清々しくなり、玄関廻りもきれいになり、きっと風水にも良いと思ふ)

 〇 月を見上げる 

  (昨夜、黒雲の中に見え隠れする月にみとれました。たった数分でした・・・ )

 〇 手をあわせて、感謝

  (毎朝、仏壇に手を合わせ感謝するのを忘れないようにしよう・・・)

 

 

詳しく書けませんが、本「怒らない禅の作法」はけっこう役に立ちました。

ちょっと心がけただけで、気分が清々しく落ち着き、晴れやかになりました。心がけていくうちに、しっかり身に付くようになるそうです。

「とりあえず楽しみながらやってみます・・・」とやりだしたら、

「やるのなら真剣に、されど楽しく・・・」に変わり、やりがいを感じています。

                              

 

 


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