東京教室の初釜 in 2019
白梅が満開でした・・・2019年1月31日撮影 睦月最後の31日(木)は、S先生の東京教室の初釜でした。 昨年は1月末に華紅のお祝いの茶会があり、全員で京都・吉兆へ出かけたので、2年ぶりの東京教室の初釜です。 9時半頃に稽古場に着くと、本堂の前の梅が満開でした。 今年は梅が早いようですので、桜も早いかもしれませんね。 露地の敷松葉が美しく・・・...
View Article如月の茶事支度
今日はバレインタディです。 胸ときめかせてチョコレートを渡したことも遥か彼方にあったけれど・・・ 今は心からの感謝を込めて2つだけ用意しました。 あとはお渡しするだけですが、今日中に間に合うかどうか?微妙です。 2月17日に茶事をします。 11月24日の口切の茶事以来、久しぶりですが、茶事をしていないと・・・ねぇ~ぇ!元気が出ませんの。...
View Article梅香る正午の茶事・・・(1)
「梅香る」 (季節の花300提供) 2019年2月17日(日)に「梅香る正午の茶事」をしました。 今回のテーマは「梅」、我が家の梅がほころぶ頃なので先ずはいろいろな趣きで愛でてもらいたいと思いました。 席入りは11時。 立春を過ぎると、それまでの冬型の快晴が崩れ、毎日曇り空が続きました。 その日も朝から曇り、お日さまが出ていません。(どうしよう・・・)...
View Article梅香る正午の茶事・・・(2)
(つづき) 香に続いて初炭です。 炉縁を羽箒で清めだすと、お客さまが炉近くに寄って炉中を拝見するので、炉中の灰の景色や下火に気を配ります。 特に下火は初炭手前の前に香が入るので黒過ぎず燃え過ぎず、赤々とした菊炭の美しさを見て頂きたいもの・・・と、下火を入れる時間や熾し方を塩梅し、席入り直前に濡れ釜を掛けました。 「如月の茶事支度」に書いたように「如何に火が熾るのを遅くするか」が目下の課題です。...
View Article梅香る正午の茶事・・・(3)
(つづき) 銅鑼を7つ打ち、後座の席入りの合図としました。 床にはネコヤナギと椿(春のうてな)を揖保川焼花入にいけました。 花入は兵庫県龍野市の揖保川焼作家・池川みどりさんの作で、正客Sさまと一緒に池川ギャラリ-を訪ねたこともあり、思い出深い一品でもあります。 もう一つの花、古木に梅の花がほころんでいる屏風を広げました。 「初めて拝見しました・・・」とN氏。...
View Article再び・・・お茶のご縁ってステキ!
(床に雪柳、白椿、蕗の薹(我が家産)をいけました) ある日の午後、電話がありました。 それは福井県にお住いのF氏からで、 「出張で今、東京にいます。明日ご都合がよろしかったら、横浜のお宅へお寄りしたいのですが・・・」 「Fさん・・・よく覚えていますよ。午前中にお稽古があるのでどうぞ見学にいらしてください。」 F氏との最初の出逢いは京都・灑雪庵でした。...
View Article3人が出稽古にやって来ました!
玄関先の紅梅 3月4日(月)の昼過ぎ、チャイムが鳴りました。 ちょうど炭を熾していた時だったのでツレに出てもらうと、 「N先生社中の者です。 今日は出稽古に参りました。よろしくお願いします」 という元気な声が聞こえ、「出稽古」と言う言葉がとても新鮮でした。 「出稽古」といえばお相撲さん。...
View Article弥生の五葉会 in 2019
花台にいっぱい春のかおりを載せて・・・三友之式 春の苑紅にほふ桃の花したでる道に出で立つ乙女 大伴家持 3月8日(金)は五葉会でした。 上記の歌の如く、紅にほふ花を手に手に乙女たちが集まり、七事式を修練しました。 その日は思いがけず見学者があり、経験者でしたので席中に入って頂きました。 科目は廻り炭之式(釣釜にて)、結び帛紗花月、三友之式です。...
View Article花月の会のお仲間を募集しています。
「花ゆう会」(かゆうかい)のお仲間を募集しています 「五葉会」(七事式の勉強会)とは別でして、「花ゆう会」は花月を中心に七事式(最終目標)を修練する会です。 2018年5月19日に第1回・花ゆう会が始まり、皆で楽しく勉強しています。(前回の募集記事) この度、欠員が出ましたので1名様を募集いたします。...
View Article千住博展(高野山金剛峯寺・襖絵完成記念)・・・そごう美術館
しきりに誘うものがあった。 なにもかもどこかに追いやって四国路を踏みしめたいという思いが年を追って深まっている。 そう思いながらも一方で、まだ機が熟さないというためらいがあり、なかなか踏み切ることができなかった。・・・後略 四国遍路のバイブル、辰濃和男著「四国遍路」(岩波新書)の冒頭の一節です。...
View Article泥縄ですが、和巾の稽古をしています
散歩の途中、大欅が切られているのに遭遇・・・「痛いだろうな・・・」 S先生の東京教室の稽古が来週に迫ってきました。 「和巾」の御指導をお願いしています・・・ 頭の片隅に「稽古をしなくっちゃ・・・」という気持ちは強くありましたが、つい延び延びになっていました。...
View Article第8回花ゆう会を終えて
花は日向水木(ひゅうがみずき)、木五倍子(きぶし)、朴半(ぼくはん) 3月23日(土)は第8回花ゆう会でした。 昨年3月にブログで会員募集をし、5月19日の第1回から月1回稽古を積み重ねてきましたが、早いもので4月27日(土)の第9回を残すのみとなりました。 花月初心者を対象にした会なので、花月の足運び、花月札の扱いなど基本から学んできました。...
View Article「春のクロスロード茶会」薄茶席のリハーサル
前の公園にある「私のさくら」が満開になりました(4月6日撮影) 4月13日(土)に横浜三溪園で「春のクロスロード」茶会を開催します。 春草廬(濃茶席)と蓮華院(薄茶席)の二席ですが、どちらも暁庵お気に入りの茶席です。 お客さまと茶会スタッフを合わせて総勢50人、ブログからも15名様が応募して下さり、感謝しております。...
View Article仕覆が届きました・・・
季節が進み、八重桜が満開です 三溪園「春のクロスロード茶会」が終わり、はや1週間。 そろそろ疲れも癒え(歳のせいか、なかなかでした・・・ショボン)、片づけも一段落したので茶会のことを書いておこうと思います。 先ずは茶入の仕覆から始めたいと思います。 茶会4日前の早朝、NYさまから仕覆と古帛紗が届きました。...
View Article三溪園・春のクロスロード茶会・・・(1)いざっ!出陣
2019年4月13日(土)、ブログ開設10周年を記念する茶会を三溪園で開催しました。 その日は天気も良く、スタッフ一同と三溪園正門に8時30分に集合しました。 3台の車に茶道具を積み込み、全員が分乗して時速8キロで庭園内の駐車場へ。 折しも桜がはらはらと散りはじめ、木々の新緑で彩られた三溪園ですが、その素晴らしい景色を鑑賞する間も余裕もなく、春草廬と蓮華院に別れて茶会の準備に取り掛かりました。...
View Article三溪園・春のクロスロード茶会・・・(2)春草廬で濃茶を
風が吹くと大きな声を発しながら、春の香りを届けてくれるかしら? 茶道口で一礼すると「どうぞお入りを」の声が・・・第4・浅黄席 第1席・曙席、第2席・萌黄席、第3席・若緑席、第4席・浅黄席、第5席・藤紫席、第6席・山吹席そして最後の第7席・牡丹席はスタッフ席で総勢48名様(スタッフ含む)をお迎えしました。 半東O氏のご挨拶から第1席・曙席がスタートしました。...
View Article三溪園・春のクロスロード茶会・・・(3)蓮華院の薄茶席と会記
・・・やっと蓮華院へ着きました(蓮華院の歴史などはこちらへ) (つづき) 蓮華院の薄茶席のことをいろいろ書きたいのですが、春草廬(濃茶席)に缶詰状態だったので全く様子がわかりません。 それで、席主のお二人、中野宗等氏と藤田宗厚さんから頂いたメールを掲載します。 「古筆百人一首切」 冷泉為相卿筆・・・蓮華院・本席 おうけなく浮世の民におほふかな...
View Article三溪園・春のクロスロード茶会・・・(4)後礼のおたより
三溪園・臨春閣 (つづき) お客さまから心温まる後礼のおたよりが届き、疲れが吹っ飛ぶ思いです。 いくつかをご紹介させて頂き、皆様に御礼申し上げます。 五葉会・宗悦さま ご機嫌よろしゅうございます この度は記念のクロスロード茶会にて素晴らしい時を過ごさせて頂き 誠にありがとうございました 曙席での皆様の凛とした気配が心地よく幸せなひとときでございました。...
View Article三溪園・春のクロスロード茶会・・・(5)後礼のおたよりとフィナーレ
(つづき) 後礼のおたよりの続きです。 Rさまより 暁庵様 先日は素晴らしいお天気となり 桜と新緑と春の日差しに見守られながら お茶会を楽しませていただきました。 当日のお天気は客としてはもちろんですが、先生と社中の皆様がどれだけ喜んでいらっしゃるかしら・・・とうれしくなりました。 そして笑顔あふれるスタッフの皆様の行き届いたおもてなしに感激の一日でした。 結婚してすぐの頃...
View Article大型連休の或る日・・・炉から風炉へ
新緑が煌めいて・・・徒歩約15分の公園にて 世間では大型連休に突入したとか・・・ ぐずついていた天気がうそのように晴れ渡って、戸外でお昼を食べたくなりました。 でも、出かける前に、5月1日からの稽古に備え風炉の準備をしておかなくてはなりません。 その日は風もなく、絶好の風炉灰の入れ替え時でした。 ベランダに出て、風炉灰を100メッシュの篩で篩うこと小1時間。 唐銅道安風炉へ灰が入りました。...
View Article