初風炉の茶事に招かれて・・・
(我が家の金魚たち・・・茶事の写真がありませんので) 5月22日、「桜の森の満開の下で」の茶事にお招きしたHさまから茶事のお招きがあり、いそいそと出掛けました。 何度も茶事のお招きを受け、茶友の方が数人、いつも半東や水屋を手伝っていらしたのですが、 今回は一人亭主でなさるとか。...
View Article「野の花を愛でる」茶会・・・(1)
捩花 (ねじばな)または捩摺(もじずり)とも言う (季節の花300) 頭のどこかで次の歌声(独特の節回しで)が茶事の間中、聞こえていたような・・・。 みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに 河原左大臣(古今集、百人一首)...
View Article「野の花を愛でる」茶会・・・(2)
「水上青々翠」の御軸 Wさまがいけたテッセンと春紫苑 (はるじおん) 花入は白洲正子さん愛用の「鉄製燈明台」の写し、京都にて入手 (つづき) 待合の掛物は「青楓に杜鵑」(奥谷秋石画)、 本席には「水上青々翠」(足立泰道老師筆)を掛けました。...
View Article「野の花を愛でる」茶会・・・(3)
(つづき) 初炭を終えてから待合のテーブル席へ移って頂き、昼食タイムです。 よき「出会い」をより楽しくするためには、美味しい昼食が欠かせません。 それで、半東Fさんと腕まくりです。 季節の食材、旬のものを手間暇かけて・・を心掛け、松花堂弁当と煮物椀をお出ししました。 「美味しかった!」というお客さまの声に安堵し、嬉しかったです。...
View Article「野の花を愛でる」茶会・・・(4)
夏椿が満開です・・・散歩道にて お心こもる後礼のメールや手紙を頂戴し、嬉しく何度も読み返しました。 ありがとうございます! 第5回お茶サロン「野の花を愛でる」茶会の思い出に2通掲載させて頂きました。 Rさまより ひんやりした空気が気持ちの良い朝です。...
View Article「染谷英明-茶盌展-」・・・屋敷森の「寧」にて
「染谷英明-茶盌展-」 6月10日(土)~21日(日) ギャラリー&カフェ「寧(ねい)」への木洩れ日のアプローチ 「寧(ねい)」のエントランスの表札 昨秋の韓国旅行で知り合った染谷英明氏から 「染谷英明-茶盌展-」(主に井戸茶盌を展示いたします)という案内の葉書が届きました。...
View Article老倒疎慵無事日・・・
「100年椿」と呼ばれる大木・・・屋敷森の「寧」にて 6月某日の午後、恩師N先生をお訪ねしました。 ちょうどお稽古日で4人の先輩方がいらしています。 皆さまの笑顔に迎えられ、懐かしく再会の挨拶を交わしました。 先輩方にお会いするのは5年半ぶりでしょうか? 先輩が台天目をされるというので、正客に入らせていただきました。...
View Article南仏プロヴァンスとスウェーデンの旅・・・リュベロンの村へ
南仏プロヴァンスのゴルド村遠景 宮崎駿監督のアニメ「天空の城ラピュタ」をイメージした場所の一つとか、 「天空の城ラピュタ」のファンとしては嬉しい訪問でした 早目の夏休みをとり、ブログをお休みしていましたが、 南仏プロヴァンスとスウェーデンを巡る10日間の旅を終え、無事日本へ帰ってまいりました。...
View Article南仏プロバンスとスウェーデンの旅・・・アヴィニョン観光とフレンチ
ゴシック様式の城塞のような法王庁宮殿 (つづき) 3日目・・・ アヴィニョンは全長4.3kmの城壁に囲まれ、東西南北2km位、どこへでも歩いて回れる広さだが、歴史を伝える建物、教会、礼拝堂、美術館などが目白押しで、曲がりくねった迷路のような石畳の路地を歩いていると、なぜか京都を思い出す・・・。...
View Article南仏プロヴァンスとスウェーデンの旅・・・エクス・アン・プロヴァンス
ド・ゴール広場近くにあるメリーゴーランド 魔法使いみたいなシャボン玉売り (つづき) 4日目・・・ エクス・アン・プロヴァンス(エクス)は小さな町ですが、紀元前からの歴史があります。 当時から湧水の多かったエクスには泉や個性的な噴水が今も残っていて、ローマの将軍セクスチウスがこの地を治め「セクスチウスの水=アクアエ・セクスチアエ」と呼ばれたことが町の名前の由来だとか。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・北暉庵の茶事に招かれて (1)
ホテルの近くの公園にて (つづき) 旅の続きですが、ここから名称変更し、「スウェーデンお茶の旅」といたします。 「北欧スウェーデンを訪ねてみたい!」 と思うようになったのは、昨年4月にスウェーデンから来日したOさんが暁庵の茶道教室の門をノックしてくださったご縁からです。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・北暉庵の茶事に招かれて (2)
( ストックホルムへ出かけ、お茶事に招かれたなんて・・・う~ん! 夢かしら? ) 「○(円相) 露」 紫野大慈院・戸田実山和尚筆 世界を巡回中の御軸です (茶事中の写真がないので、瑞暉亭で写したものです) (つづき) 「床にどんなお花がいけられているのかしら?」...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・あこがれの瑞暉亭へ
緑に囲まれた瑞暉亭の腰掛待合 茶会が行われた瑞暉亭 2017年6月27日は今回の旅の主目的である瑞暉亭(ずいきてい)の茶会の日です。 Oさんからのメールで瑞暉亭のことを知って以来、いつか瑞暉亭で御茶をいただきたい・・・と憧れていたのです。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・瑞暉亭の茶会
瑞暉亭の茶会にて・・・・御軸「○(円相) 露」のもとに記念撮影 (一番若手のさやかさんがカメラマンです) (つづき) その日はOさんのお声掛けで、瑞暉亭でお稽古や茶の湯のデモンストレーションをしているお仲間が集まってくださいました。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・サマーハウスへ泊った!
久しぶりに日没を見ました・・・23時頃(?)サマーハウスにて (つづき) 6月27日、瑞暉亭の茶会の後、ストックホルムから西方約70キロにあるOさん宅へ向かいました。 セントラル駅で思いがけない出来事に遭遇。 18時発の電車に乗り遅れ、18時30分発の電車をホームで待っていました。 30分をとっくに過ぎたのに電車が来るどころか、ホームに停車中の電車も動かず、様子が変です。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・サマーハウスの「ハタハタ」
(つづき) 2017年6月28日、朝7時にアラームが鳴り、一瞬、ここはどこかしら? 母屋棟2階の湖が見えるかわいいベッドルームで目覚めました。 短夜がいつ明けたのでしょうか? 外を見ると、太陽がふりそそぎ、戸外へ誘っているようです。 パジャマのまま部屋の脇にあるベランダへ出ると、掲げられた大きな日章旗が目に入ってきました。...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・藤井エミさんとミートボール食事会
(つづき) 藤井エミさんは約50年スウェーデンに在住、女性陶芸家として活躍し、スウェーデンや日本で数々の個展をなさっている方でした。 北暉庵の茶事の白楽茶碗や瑞暉亭の水指や茶碗など、エミさんの作品に出会ったのがご縁で、思いがけなくお宅へ押しかけ食事会をすることになりました。 快く食事会のために自宅を提供してくださったエミさん、どんな方かしら?...
View Articleスウェーデンお茶の旅・・・最終章 「イーダの部屋」
ヘルシンキ大聖堂 マーケット広場にて昼食、搾りたてのオレンジジュースに感激! 最終日6月29日にホテルからタクシーでブロンマ空港へ。 フィンエアー0982便に乗り、一端ヘルシンキ空港へ降り、約6時間後にJAL0414便で成田へ。...
View Article茶杓「寧」のこと
カフェ&ギャラリー「寧」の表札 皆さま お暑いですね・・・ 暑中お見舞い申し上げます 暁庵 海外旅行から帰った次の日の朝9時のことです。 時差と疲れもあって泥のように眠り込んでいました。 「姫路のKさんから電話!...
View Article白露の朝茶事にいらっしゃいませんか?
文月のS先生の東京教室のお稽古で 「昔の茶会記を読むと、朝茶事が多く、冬でもすることが多かった・・・」 というようなお話を伺いました。 (えっ!冬でも朝茶事? 皆さん、お忙しかったのかしら? そういえば、夏の朝茶事すらしていない・・・)という反省もあり、朝茶事をがんばります。 初風が吹く頃に「白露の朝茶事」にて御茶一服差し上げたく、下記の如くご案内申し上げます。...
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